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June 25, 2011

原発は安全ですなんて、さっぱりわかんねえ

寒い冬がそこまで来てる
あんたもこのごろ抜け毛が多い
それでもTVは言っている
「日本の原発は安全です」
さっぱりわかんねえ 根拠がねえ
これが最後のサマータイム・ブルース
「サマータイム・ブルース」RCサクセション(アルバム「Covers」より)

 菅首相は東海地震の危険性がある浜岡原発を停止したが、浜岡原発以外の原発は引き続き推進していくと表明し、6月18日に海江田経産相は原発の安全宣言をして、現在停止中の原発の再稼働を要請した。
 原発は安全ですと言っていたにもかかわらず、福島第一原発が爆発してしまった。福島第一原発が爆発してしまえば、想定外の地震と津波だったと言う。福島第一原発の事故が継続中にもかかわらず、わずか数ヶ月の対策でほかの原発は安全ですと言う。
 さっぱりわかんねえ、としか言いようがない。

 違和感があるのは、民主党政権の目線が国民に向いているのではなく、財界や政権維持に向いていることだ。
 財界については、急いで原発の安全宣言をしたことは、大企業の経営に支障がないようにするため、財界の意向を受けて、民主党政権が配慮した結果だろう。
 また、節電のしわよせは、平社員、子供、老人、障害者といった弱者にきているが、企業の経営にはほとんど支障がないと思われる。
 例えば、企業の出勤日を土日にずらすことによって、社員の家庭に悪影響を及ぼしているし、会社、交通機関、公共機関のエアコンを停止することにより、老人・障害者等に悪影響を及ぼしているが、企業の経営にはほとんど支障がない。
 政権維持については、パニック防止のため、SPEEDIの情報を隠蔽したことは福島県の飯館村民を被爆させてしまったが、原発事故を小さく見せることによって、原発事故初期において国民の不満を小さくすることができた。

 さらに、20ミリシーベルト問題についていえば、細野首相補佐官は汚れ仕事をすることに誇りを持っているようだが、その汚れ仕事が国民、特に福島の子供の健康を犠牲にしていることに対して、必要悪だと考えているとしたら、即刻議員辞職すべきだ。
 国会議員は自分の意見を主張することが仕事であって、サラリーマンのように、自分を押し殺して、上司(菅首相)や所属している組織(民主党)に服従することではない。国会議員の仕事がサラリーマンの仕事と同じだと勘違いしているとしたら、とんでもないことだ。 
 福島の子供の被曝は必要悪でも何でもなく、単なるモラルハザードだ。対象地の人口が多いから対策がうてないということだとしても、福島県民は自己責任を迫られ、対策は地元自治体に押し付けられている。政府の無策ぶりは、まるでミッドウェー海戦以降の大日本帝国政府の対応をみているようだ。

 今後、民主党が自民党と同じ原発推進政策を主張するならば、 民主党も自民党も国民の不信を買い、危険もしくは無責任な第三勢力が国会に進出するなどして、政党政治が危機に陥りかねない。
 民主党の生き残る道、言い換えれば政党政治を存続させる道は、原発推進政策と原発事故対応の誤りに対して反省をしたうえで、脱原発宣言をして、福島第一原発が落ち着いた後に、解散・総選挙を行うことだろう。

June 23, 2011

静岡茶を飲みてえ

放射能はいらねえ 牛乳を飲みてえ
何やってんだー税金かえせ
目を覚ましな
巧みな言葉で一般庶民を
だまそうとしても
ほんの少しバレてるその黒い腹
「ラヴ・ミー・テンダー 」RCサクセション(アルバム「Covers」より)

 チェルノブイリ原発事故を受けて、忌野清志郎らのRCサクセションが1988年に発表したアルバム「Covers」は、現在を予想していたようなリアルさで聴くものに迫ってくる。
 遂に、東北、関東以外の静岡まで、放射能被害で農産物が出荷停止になってしまった。
 放射能はいらねえ!!原発はいらねえ!!静岡茶を飲みてえ!!

 原発を推進し、老朽化した福島第一原発を稼働し続け、それに対する反省がみられない自民党に対して、なぜ国民は怒りの声をあげないのだろうか?
 原発を推進した責任は国民全体にあるのだから、自民党だけの責任ではないという国民総ざんげ論は、アジア太平洋戦争の責任は国民全体にあるのだから、軍部だけの責任ではないというロジックと同じで、非常に危険だ。アジア太平洋戦争と同じように、原発推進政策も責任の所在をはっきりさせたうえで、失敗の原因を追求する必要がある。さもないと、歴史は繰り返すということになる。
 これから日本に必要なのはパッションだろう。日本人も、イタリア人のように感情を表に出して、シンプルに原発から脱却すべきだ。
 それでも原発は必要という議論は、3月11日以降、小賢しい机上の空論に思えてならない。
 なぜなら、電力が足りなければ、天然ガス等を利用する火力発電所を作ればいいだけであるし、日本で原発が爆発してしまった以上、原発の安全性はCO2削減に優先して当然だからである。

October 28, 2006

「I'M WITH STUPID」−政治家の嘘を許さないイギリス国民

あぁ、僕は賛成だよ
あぁ、僕は(“愚か者”と)同じ意見だよ
「I'M WITH STUPID」PET SHOP BOYS

「このシングルは、どうしてその相手と付き合っているのか、自分以外、世界中の誰も理解することができないっていう状況について歌っているラヴ・ソングなんだ。これはまたブレア首相とブッシュ大統領との関係を、ブレア視点から描いている諷刺でもあるんだよね」(ペット・ショップ・ボーイズのニール・テナント)

 ブレアが大量破壊兵器の嘘をついたことに対して、イギリス国民は最後まで許さなかった。ブレアは退陣を表明し、後継がブラウン財務相に決まらないこともあって、労働党の支持率は低迷したままだ。

 それに対して、小泉首相もイラク戦争を支持してイラクに自衛隊を送ったが、多くの日本国民は最後まで小泉首相を支持し続けた。

 政治家の約束、発言の重みというものに対して、日本とイギリスの国民では捉え方がまったく違う。そのことが、日本とイギリスは同じ議院内閣制をとっているにもかかわらず、政治のあり方が大きく違う一因でもある。

 二大政党制という外面を真似するだけでは、いつまでたってもイギリスの政治に追いつけない。それどころか、似たり寄ったりの二大政党で国民の選択肢が狭まり、与党についた方が数の力に任せて専制政治を行う。どれも日本人が政治というものを蔑視し、議論というものを軽視した結果だろう。当然の報いかもしれない。

 従来からの政治手法を続けて、地元への利益誘導を狙う地元有力者と地元財界、その一方でそんな政治に諦めをつけ、政治を卑しいものとして蔑視するサラリーマン層の庶民。先週行われた衆院補選や首長選の選挙結果からは、そんな状況がみえてくる。棄権する庶民が多いので、選挙結果と民意にずれがでてくるが、当選者は数の力に任せてしまう。そこで、庶民の政治不信はさらに深まる。

 政治不信の悪循環はいつ止まるのだろうか。それがいつになるにしろ、止めるのは庶民自身であるから、庶民自身が政治に関して賢くなるしかない。その際、イギリスが大いに参考になる。

 なぜ、ペット・ショップ・ボーイズが政治的な歌を歌っているのか。それは、日本と違って、イギリスの国民が政治的に成熟しているからだろう。

参考WEB
英与党労働党支持率、87年以来の低水準に落ち込む=世論調査(ヤフー・ロイター)

参考バックナンバー
『ブレア時代のイギリス』−イギリスの労働党と日本の民主党

October 10, 2005

「Around the Sun」

「この曲が戦争について僕らが言及する唯一のものだと思ったら大間違いだ。最近僕らの音楽にはたくさんの異議申し立てが織り込まれている。中にはブッシュ政権に対して直接、もしくは間接的に抗議したものもある。声を挙げないでいられるわけがない。」 (R.E.M.のマイク・ミルズ)
 イラク戦争が開始された2003年3月20日からわずか5日後、ウェブ上で公開した「Final Straw」について。

July 03, 2005

Live 8 インターネット中継をみて

 Live 8は日本の幕張を含めて10都市で開催されたが、AOLのサイトでロンドンなどいくつかの都市のライブ中継をすることを知り、ロンドンの開催時間に合わせてAOLのサイトにつなげてみると、ADSLで簡単につながった。小さな画面に写るのは、まだ昼間のロンドン・ハイドパーク。大観衆に囲まれたステージにUKロックシーンの大物たちが次々に登場し、あまり詳しくない私が見ても、豪華なメンバーだった。

 私が見たときには肝心のU2と、前の記事で散々けなしたものの本当は好きなColdplay(CCCDはやめてほしい)は既に終わっていて、あのビル・ゲイツが出てきた。何か少ししゃべっていたが、私は残念ながら英語がわからない。

 ウインドウズは使っていてもビル・ゲイツには興味がないので、少したってからまた見てみると、Stereophonicsが登場。Stereophonicsは知らなかったが、なかなかいいパンクバンド(パンクというのかわからないが)だった。その次に出てきたのが有名なREM。ボーカルは目の周りを青くしてエイリアンに扮しているようで、クネクネした動きが面白かったが、まじめそうな人だった。その後、なんと国連のアナン事務総長が登場したが、場を盛り下げないようにしたのかわからないが、一言二言話しただけですぐに引っ込んでしまった。Ms Dynamite、Keane、Travisと続き、TravisとLive 8の呼びかけ人であるBob Geldofが出てきて、なにやら有名そうな歌を歌った。「I Don't Like Mondays」という歌らしい。

 私のお目当ては次のAnnie Lennoxで、年をとっていても、今なお現役で健在のところを、インターネットとはいえ、生中継で見られて感動した。「Little Bird」の選曲が良い。ユーリズミックスのテクノサウンドはあまり好きではないが、あのSweet Dreamsを披露したりしていた。

 お目当てが見られて、日本時間午前2時近くになったので、その後、眠りに入り、午前5時頃に起きてまた見始めると、 Stingが登場。バックの映像にG8の政治家の顔が次々に映し出され、金持ちニッポン(本当にそうだろうか?)の小泉氏も頻繁に登場。

 次のMariah Careyはあまり好きではないので、ここでまた見るのを中断。

 その後、朝のニュースでLive 8が取り上げられているのを見て、フィナーレを見たくなって、またAOLに接続したら、あのPink Floydが演奏中。私はよく知らないが、ファンは感涙ものなんだろうと思って見ていると、次に大トリPaul McCartney登場。Helter SkelterやHey JudeをビートルズのPaulMcCartneyが歌っているのをインターネット中継で見ていると、ビートルズの時代から21世紀という時間を越え、ロンドンから東京という距離を越え、とても感動して、幸せな気持ちになった。朝になった東京で、夜が更け始めたロンドンがHey Judeの大合唱でフィナーレを迎えたのを見ていたのである。

 Live 8にはブレア政権の政治的思惑を感じるので、全面的に賛同するわけではないが、とてもいい思いができたので、関係者に感謝するとともに、やはり多少アフリカのことを考えた方がいいのかもしれないと思った、2005年都議選投票日の朝であった。

参考WEB
AOL Music LIVE 8 on AOL UK
LIVE 8 JAPAN
Live 8リポート、まだ書きかけです。(Not a new England --おまえをメディアウオッチ)

June 22, 2005

「Don't Believe The Truth」

「この3年間のうち、1年半はニュースを観ていたような気がする。今の時代、情報があまりにも多すぎる。戦争を始めるとき、ブッシュもパウエルもブレアも結局みんな嘘をついていた。世界で最も権力のある人たちを信用できないんなら、一体誰を信用すればいい?俺にはわからない。だから、このタイトルにしたんだ。」(Oasisのノエル・ギャラガー)

 Coldplayの「X & Y」がいいといったって、所詮CCCD。盛りを過ぎたなんていう奴がいるが、題名からしてOasisの勝ち。日本にもOasisのような骨のあるバンドはいねえのか。曲がいくら良くたって、魂が入っていなけりゃロックとは呼べねえだろ。

November 22, 2004

トーキョー シティー ヒエラルキーとアンダーグラウンド

 前回、Bank Bandのアルバム「沿志奏逢」を取り上げたが、この中で私が好きな曲は岡村靖幸の「カルアミルク」と、ヒートウェイヴの「トーキョー シティー ヒエラルキー」である。中島みゆきや浜田省吾の曲は良くて当たり前という感じがあったので、このアルバムの掘り出し物はこの2曲だと思った。

 岡村靖幸は10年位前に和製プリンスと呼ばれて、一部の熱烈なファンを集めていた。変態チックな歌を歌う天才的な人というイメージはあったが、私は興味がなかったので全く聴かなかった。長い間、活動を休止していたが、最近久しぶりにアルバムを出した。
 「カルアミルク」は曲名だけは昔から知っていたが、曲を聴くのは今回が初めてで、原曲は知らないが、歌詞・曲はもちろん、小林武史のピアノアレンジも素晴らしい。
「がんばってみるよ 優勝できなかったスポーツマンみたいにちっちゃな根性身につけたい」
 このような何ともいえないキラリと光る歌詞を聴くと、やはり岡村靖幸は天才だったのかと思えてしまう。前回紹介した中島みゆきの「僕たちの将来」は良い歌ではあるが、聴いているとどうしても暗くなってしまうのに対して、この「カルアミルク」は聴くと少しずつではあるが確実に元気が出てくる、そんな歌だ。

 なぜか先日、筑紫哲也のニュースに岡村靖幸がゲストで出て、歌っていた。本の紹介で出たようだが、たまたま番組のプロデューサーに岡村ファンがいただけの話かもしれない。Bank Bandの「カルアミルク」を聴いてしまった私は、この深夜番組を見ずには寝られなかった。放送後、インターネットで10年前より太ったと書いてあるのを多く見たが、ファンでなかった部外者の私は、踊れていたので問題ないのではと思った。
 それにしても、10年以上の歳月を経て、初めてテレビで岡村靖幸を見ることになるとは。

 ヒートウェイヴは名前しか知らなかったのだが、この「トーキョー シティー ヒエラルキー」は歌詞にびっくりした。最近のロックバンドで、ここまで文学的で深い歌詞を書くバンドがあることに驚かされた。
 単調ではあっても、決してきれいごとではすまされない、人々の普段の何気ない生活を歌い、そのことに尊さを感じさせる。そして、東京という街を「そして醜い あまりに醜い 醜いけれど何故か美しい」と歌う。尊さを感じさせるだけの歌詞は、書こうと思っても、なかなか書けるものではない。
 最近、村上春樹の「アンダーグラウンド」を読んだのだが、この歌と見事にだぶった。「アンダーグラウンド」は地下鉄サリン事件のノンフィクションなのだが、大勢の被害者が事件前後にどんな生活をしていたかを描いているのが特徴で、人々の普段の何気ない生活、そのことに尊さを感じさせる。
 私は最初、オウムのやったことが少し理解できるような気がしていたのだが、読んでいくうちにそのような気持ちは徐々に消えていった。

 「アンダーグラウンド」は、なぜ生きることが尊いのか、なぜテロはいけないのかを、圧倒的な説得力でもって教えてくれた。
 「トーキョー シティー ヒエラルキー」は、短い歌であるにもかかわらず、似たようなことを表現できていることがすごい。

November 21, 2004

僕たちの将来は僕たちがつくる

 Bank Bandのアルバム「沿志奏逢」のレンタル解禁日、レンタルショップに行ってみると、アルバムがたくさん置いてあったので、拍子抜けした。Bank Bandはミスチルの桜井が参加しているので、とても人気があって、当分借りられないだろうと思っていたからだ。ミスチルファンにもほとんど知られていないのか、それとも内容がポップではないからなのか。残念ながら、後者ではないかと思った。
 しかし、極上のアルバムである。曲自体が良いこともあるが、小林武史のピアノアレンジが素晴らしい。
 カバーアルバムなのだが、ミスチルの曲は2曲だけで、すべてにおいてメッセージ性の強い曲が選曲されている。中島みゆきが2曲、井上陽水が1曲、浜田省吾が2もしくは1曲。2もしくは1というのは、最後のシークレットトラックが浜省か吉田拓郎のどちらかが入っているからで、私が聴いたのは浜省の方だった。初め、桜井のオリジナル曲かと思って、やけにいい曲をシークレットトラックにもってくるなと思ったら、後になって浜省の曲だということに気づいて、良いわけだと、とても納得した。

 どの曲も良いのだが、一番印象に残ったのは中島みゆきの「僕たちの将来」。1984年10月発表の曲なので、「暑い国の戦争」というのは、イラン・イラク戦争(1980-88年)、グレナダ侵攻(1983年)、チャド内戦(1983年)などがあるが、私は「青の濃すぎる」からU2を連想して、米国によるグレナダ侵攻ではないかと思った。
 「僕たちの将来は良くなってゆく筈だね」と歌っているのだが、どう聴いても良くなってゆくとは思えない曲調で、聴けば聴くほど暗くなっていくのは、いかにも中島みゆきという感じなのだが(ファンの方、ごめんなさい)、良くなるか悪くなるか、ポジティブであるかネガティブであるかを抜きにして、「僕たちの将来」を歌っていることこそが大事なのだろう。

 人生厳しいし、解決するのが難しい社会問題も山積している。楽観できないけど、かといって悲観することもできない。私は、人生だけでなく社会問題も、僕たちの将来は僕たちがつくるという気持ちを持つことが大事なんだろうと思う。僕たち、若者の将来を老人の政治家や財界人に白紙委任できるわけがない。そう思えばこそ、テレビで流れる戦争の映像にも関心が持てるのではないか。一人一人ができることは非常に些細なことでしかない。しかし、関心を持ち続け、わずかでもそれに対してコミットすることができれば、それでいいではないか。

 このCDの収益は、環境問題に取り組む団体に融資しているap bankの維持のために使われるとのことなので、もしセカンドアルバムが出たら、そのときは買おうと思う。

参考
ap bank
沿志奏逢 [LIMITED EDITION]
みゆき様(a struggle for STYLE)
Bank Band「沿志奏逢」にシークレットトラック2種類収録(cozyの果てしないたわごと3)
僕と彼女と週末に(犬総長のぼやき~犬小屋編)